同居再開から16ヶ月・・・そしてまた別居へ・・・

そしてある日、夜遅くに帰宅したときのことです。
確か私はお酒が入っていたと思います。

 

玄関に置いてあるはずのベビーカーがありませんでした。

 

ですが、ヨメと子供の靴はあります。

 

それを見てすぐに、ヨメが引っ越し先に小出しに荷物を運び入れていることが分かりました。

 

淡い期待を裏切られた気持ち、子供をまた振り回すのかという気持ち、別居を強行しようとするヨメへの気持ち、新居や別居の手続きなどを支援しているであろう義父母への気持ち・・・酔っていることもあり、そのすべてが怒りとして沸き上がってきました。

 

寝室の扉を乱暴にガラッと開けるとヨメと子供が寝ています。
なにも知らずか子供はスヤスヤ寝ています。
その横のヨメの寝顔が憎たらしくてたまりません。

 

私とヨメの二人の子供です。
その子供をさも自分だけのモノのように連れ回す、そんなヨメがとても腹立たしいです。

 

・・・腹立たしいですがどうしようもありません。

 

このような状況になると、日本という国の法律では幼子の父親は無力です。

 

私がもし、強引に子供をさらおうとしようものなら、ヨメは死力を尽くして立ち向かってくるでしょう。
その結果、子供に危害が及ばないとも限りません。(現に沖縄の夫婦ゲンカでは唇を少し切るというケガをしています)

 

そして法にまかせると、特に問題がなければ必ず母親サイドに子供の身柄が渡されます。
奪い合いなどすれば、そうなったときにもう会わせないと言われかねません。

 

また、母親と引き離すことは子供自身にとっても決して本意ではないはずです。
それだけヨメはヨメなりに子供を思い、子供も生まれてから一番一緒にいる母親を慕っていました。
パパを好きと言ってはくれますが、母親には敵いません。

 

別居に向けて動き出しているヨメ・・・この状況までくるともう絶対に意思を曲げることはありません。

 

酔っ払っていたせいもあり、(むしろせいせいするわっ!早く出てけよ!)と自分に言い聞かせるように、リビングでテレビを見るしかない自分がいました・・・。

 

翌朝いつものように寝室から出てこないヨメ。

 

ムダな賃貸料なんかを払って本当に家を出て行くのか・・・ほぼ別居の覚悟は決めましたが、わずかにヨメの情けに期待しながら、子供の顔を見て仕事へ向かいます。

 

これが家で子供の顔を見る最後になってしまうかも・・・。

 

予感は的中しました。

 

私はこの日の午後は神奈川のお客さんを訪問していましたが、その訪問直前にヨメからひさしぶりにLINEがきました。
以下その内容です。

・両親を交えて話をし、二人のときにも確認した通り、私と子供は家を出て、離婚手続きをしたいと思う。
・キャッシュカードなどはすべて置いていきます。
・私や子供の荷物はたくさんあるので、後日引っ越しという形で持ち出させてもらいます。
・鍵はそのあとに返します。

 

分かってはいましたが・・・覚悟はしていましたが・・・また目の前が真っ暗になるような気持ちになりました。
前回と同じか・・・違うのは実家ではなく近場(多分)に引っ越したであろうことです。
しかし、キャッシュカードや鍵も返すという話は前回はありませんでした。

 

「引っ越し先は決めたの?婚姻費用を払う予定はしてます。」

 

正直、子供が今より不便な思いや寂しい思いをしないか、子供の引っ越し先が気になります。

 

続けて「子供を自分だけの子のように考えている言動は正直許せないと思っている。別居も決して許可はしていない。お金のことはちゃんと教えてほしい。」と送りました。

 

別居を許可していないと送ったのは、本心でもありますが、のちのち法廷で争ったときに不利にならないようにする意味もありました。
別居を認めていれば、今回のヨメの子供の連れ去り行動が正当化されてしまうからです。

 

ヨメ「あなたが家を出ないなら私たちが出て行くことは、両親交えて話をしていること。あとで確認もしたし、無断ということでは全くない。アパートは契約が済み、自分のお金で支払済なので問題ないと思う。」

 

ヨメ「私もいろいろと(法律)相談に行って、財産のことは確認している。いろんな考え方あるのでここで話しても仕方がない。」

 

ヨメ「離婚するということ、子供を私が育てるということは決まっている。私たちが話し合うのは難しいので、離婚届を書いてもらえないのであれば調停の手続きをしたいと思う。」

 

いや、自分のお金ってあんた、それ私たちのお金でしょ・・・。(-_-;)
しかも弁護士に相談とかもしてるんかーい。
ホント「離婚」とか「離婚届」とか「調停」とかのキーワードが好きね・・・。(-_-)

 

「分かった。とりあえずどこに住むか教えてもらうことはできる?・・・あと子供に一度会わせてほしい。父親は子供を嫌いになったわけじゃないということは伝えたい。」

 

ヨメに刺激を与えないように、一旦受け入れ、自分の最小限の要望を伝えましたが・・・
ヨメ「住む場所は教えられません。これは父親、母親、子供という関係を考えた結果のこと、そういった要望があるなら調停とかで伝えてもらうべきなのかなと思う。やっぱり今会うのは難しい。子供にとってもいいと思えないよ。」

 

ちっきしょ~~~~~!!(T_T)(T_T)(T_T)

 

ゴタゴタと理由ばかり並べやがって・・・。

 

しかし、こうなってはどうすることもできません・・・。

 

このあとすぐにヨメに電話、10分ほど話しましたがなにも変わらず、しばらく途方に暮れました。

 

予感はしていましたが、こうして再び別居することになってしまいました。

 

前回と違うのは私も決して止めはしなかったことです。
決してすんなりではありませんが、一旦受け入れました。

 

これからどうしたものか・・・。

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